宇久田税理士事務所発行の事務所通信 とらい&GROW453号(2026年1月)

本年もよろしくお願いいたします

皆さまこんにちは宇久田秀雄です。2026年が明けました、本年もよろしくお願い申し上げます。
会社経営に関する考え方で「年輪経営」というものをお耳にされたことがあるかと思います。年輪経営とは、経営において木の年輪のように景気の良し悪しに関わらず毎年少しずつでも着実に利益を重ね、永続的な成長を目指す考え方です。私は昨年11月にセミナー講師として長野県駒ケ根市に行く機会があり、そのときに隣接市の伊那市に本社のある年輪経営で有名な伊那食品工業株式会社を訪問させていただきました。寒天のトップメーカーで「かんてんぱぱ」ブランド製品を製造販売し、寒天市場国内シェア80%以上を保持する企業で年輪経営と社員ファーストを掲げています。年輪経営はウェルビーイングがビジネス用語のようにいわれる昨今、改めて注目されていることと思います。グローバル化やAIなどの技術革新が進む近年ですが、短期的な利益追求型のリスクを負う経営より、「企業は永続すべき」という考えに見直されているのだと感じます。
では上記の「景気の良し悪しに関わらず毎年少しずつでも着実に利益を重ねる」を実践していくにはどうしたらよいのでしょうか。これは当然ですが決算の際に黒字になるように数字を調整するといったことではありません。事業体をこのような体質にしていくためにどのように考えるかだと思います。

私は以下3点を実践していこうと考えました。
1.経営理念の実践
私共の事務所の理念は三方善の考え方に基づいています。三方の考え方は様々かと思いますが、自社以外の二方はより身近なステークホルダーである顧客と自社社員とし、その幸福を常に考えること。
2.経営状況の報告先を作る
金融機関や取引先であったり社員であったり…、身近なステークホルダーへの報告を自身へ義務付けることで自然と倹約の精神などが定着し、いずれその精神は会社全体へ浸透し財務健全性が維持・構築されていくことが期待できます。私は私へ苦言を呈してくださる恩師への報告を行っています。道徳顧問ともいえる存在です。
3.自身と社員の生活の充実
前二項実践の可否はいずれも自身が心身ともに健やかで、特に精神生活が充実していることが前提になるように思います。家族との時間を大切にし、また社員も同様にできるよう努めていくこと。
2026年、新年気持ちを新たにし元気に過ごしてまいりましょう。

(宇久田 秀雄)