宇久田税理士事務所発行の事務所通信 とらい&GROW447号(2025年7月)
所長宇久田進治は令和7年6月9日(月)享年79歳にて逝去いたしました
故人に賜りました生前のご厚意謹んで御礼申し上げます
関係者のみなさまからはご丁重なご弔意を賜り誠にありがとうございました
職員一同
実は父の宇久田進治から「税理士にならないか…?」「税理士を目指してみなよ」…といった言葉を言われたことはこれまでに一度もありませんでした。平成9年10月、宇久田事務所職員に欠員が出たときに父から「来ないか…?」と言われて入所させていただきましたが、「税理士」という資格については父との会話の中でも触れられたことがありません。でも私は税理士になりました。
グレートサムシングではありませんが、見えない何かに導かれてきたようにも思います。父は「何とかなるよ…」と楽観的なところもあり、「根拠もないことをよく言えるな…」と反感を持ったこともありますが、顧問先様から「宇久田先生の『大丈夫ですよ』の言葉に救われました…」といったお言葉をたくさん耳にしてきました。
大切なことは「根拠」ではなく「気持ち(魂)」であることを教わった気がしています。父は「自然と良い方向に向かわせてくれる…」そんな空気感のある税理士だったのかもしれません。
これまでの私にとってこの空気感が「後ろ盾」であったのかもしれませんが、父が生きている間はこれに全く気が付かず、今はこれが無くなってしまったことを痛感しています…。顧問先様の精神的な「後ろ盾」になる税理士・・・、そんな父のような税理士となれるよう努めていこうとしています。
(宇久田 秀雄)
